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2007年11月 5日 (月)

感想2冊

 珍しく(?)一日で2冊読了。母国語で書かれたミステリは気軽に読めて良いやね。

近藤史恵「サクリファイス」(新潮社)
 サイクルロードレースを舞台にしたミステリということで、読まなければと思っていたもの。うむ、これは非常によろしい。ミステリとしては中心となる謎は小粒なのだけれど、主人公が段々と成長していく様が丁寧に描かれ、そこに過去のほろ苦い恋愛話なども盛り込まれ「青春ミステリ」の文句に偽りなしである。取材もきっちりとされており、自転車好きもミステリ好きも楽しめると思う。ただ、真相はちょっとね。これだけの動機でこんな事をするのか? という疑問を感じてしまうのでここだけ少し減点。でもオススメ。★★★。

石崎幸二「首鳴き鬼の島」(東京創元社)
 以前この日記にも書いたが、帯の文句に引かれて購入したもの。「金持ち一族」、「クローズドサークル」、「見立て殺人」と本格ヤローの心をくすぐる趣向がてんこ盛りなのだが・・・。4人も立て続けに殺害されるわりには、登場人物の焦燥とかサスペンス感が全く感じられないのはいかがなものかと思う。これは作者の筆力の問題なんだろうね。解決もちょっと専門的過ぎる感じ(ただし、否定→実は・・・という趣向は面白かった)。こういったものがお好きな方(オレだよ、オレ)はどうぞ。★★。

 購入本はあとで書きますね。
(今日の購入冊数:0冊/今月買った本:0冊/今年買った本:119冊)
 

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