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2007年10月10日 (水)

「怪物の測定」

 S.A.ステーマン「三人の中の一人」を読んだ。
 購入したのは確か高校時代だったから、なんと四半世紀も積読状態だったことになる。おそろしや(まあ、そんな本はざらにあるんですが・笑)。こんな話であります。

 黒衣の手相見、サン・ファールがロヴェルバル城に招かれた翌朝、同じく客であるネッペル医師が部屋で射殺体となって発見された。ファールや予審判事のシャストは、部屋にあった弾痕から犯人の身長を測定するが、2m40cmというありえない数値が出てしまう。しかしその怪物は実在したのだ。城主のユーゴーを襲撃した「原人」を首尾よく捕らえることに成功したファールたちだったが、翌朝「原人」は逃亡してしまう。そして更に悲劇は続く。ユーゴーが城の庭で射殺死体で発見されたのだ。

 うーむ、なんて変な話なんだ。つい先ごろDVDの出た某エログロ邦画とネタかぶってるし(笑)。「怪物の測定」という副題もさもありなん、本当に2m40cmの「原人」が登場したのにはたまげました。
 本格としてみると、(まあ、申し訳程度に伏線は張ってあるのですが)あるものの存在が全く検討されなかったり、重要な事実を探偵役だけが握っていたりとかなり不満がありますね。
 ただ、ステーマンはアイデアマンなことは間違いないようです。「六死人」と同じくこの作品も後年、おなじみとなったある手法が使われています。ただ演出というか見せ方がねぇ。
 放送禁止用語乱発の上、ちょっとやばいネタが使われているんでこのままだと再刊は無理かも。まあ大枚はたいてまで買わなくてもいいでしょうね。★★。
(今日の購入冊数:0冊/今月買った本:1冊/今年買った本:113冊)

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コメント

例の本、やっと来ました。しかし指示を無視して普通の船便で、3ヶ月近くかかりました。前回もそうだった気が。とは言うものの内容的にはB級ミステリ好きなら買うしかありませんね。森さんにでも相談するのが良いのかな。

投稿: 大鴎  | 2007年10月13日 (土) 00時04分

 おお、ようやく到着しましたか! 3cent days。
 ちなみにこれ、お幾らなのでしょう? 森さんに頼むにしても値段が分からないのでびびってます(笑)。差し支えなかったら教えてください。

投稿: 黒白 | 2007年10月13日 (土) 18時10分

>値段が分からないのでびびってます(笑)。差し支えなかったら教えてください。

昨日書いたつもりでしたが、ミスったかもしれないのでもう一度。だぶったらごめんなさい。
本は36ドルです。送料は高め。

投稿: 大鴎  | 2007年10月14日 (日) 15時55分

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