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2006年12月13日 (水)

「ローリング邸の殺人」

ロジャー・スカーレット「ローリング邸の殺人」(論創社)を読んだ。

 病気療養中のケイン警視の滞在先に現われたファラデーという男は、自分の友人であるアーロン・ローリングに命の危険が迫っているので何とか助けてはくれまいか、との訴えをするが、ケインはその話を本気にはせず追い返してしまった。しかしその後、アーロンからHELP MEとの直筆のメッセージが記入された本を受け取ったケインはアーロンの屋敷に向う。窓に掲げられた「空室あり」のボードを見たケインはアーロン邸に下宿することに成功するが、ある夜、ファラデーの訴えどおり、アーロンは不審死を遂げてしまう。

 実はこの作品、ある方から「スカーレットの中では一番つまらないよ」と言われていたので、あまり期待もせずに読み始めたのですが・・・、どうしてどうして、なかなかじゃありませんか。特に(ネタバレ反転)肖像画の件(ここまで)は、読み終えてから「やられた!」と思いましたよ。トリックはスカーレットお得意のあの手だけれど、相変わらずの切れ味で見破れませんでした。なるほど、これじゃあ警察組織を介入させるわけいかないよなぁ(笑)。本格好きは是非一読を。
 論創社様、なにとぞBeacon Hillと「白魔」も改訳してくださいませ。★★★☆。

 「ROM:127号」が到着。今回は怪奇幻想特集。自分も興味ある分野なので読むのが楽しみです。
(今日の購入冊数:1冊/今月買った本:16冊/今年買った本:202冊)

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