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2006年11月30日 (木)

「犬坊里美の冒険」

島田荘司「犬坊里美の冒険」(カッパノベルズ)を読んだ。

 トリックはトンデモ系。脈絡もなく出てくる伏線があるんで、ミステリを読みなれている読者には見当が付いてしまうだろう。20代後半で、「ですぅー」なんていうヤツいるか(笑)?

 などなど突っ込みどころは多数あるけれど、現代の司法制度の問題点を里美というオブラートに包んで提出し、ミステリとしても(あくまでもそれなりだけれど)ある程度の完成点までもっていった作者には敬意を払わなければなるまい。、(前にも書いたが)一時のスランプからは脱出したようなので未読のものを順々に潰していかなければ。★★。
(今日の購入冊数:0冊/今月買った本:7冊/今年買った本:186冊)

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2006年11月24日 (金)

「六つの奇妙なもの」

 クリストファー・セント・ジョン・スプリッグ「六つの奇妙なもの」(論創海外ミステリ)を読んだ。
 霊媒の助手として雇われた女性が、その素質を見出されるが精神に異常をきたす。交霊会に出席していた精神科医の治療を受けるが病状は悪化、女性の元婚約者は彼女を救うために交霊会に参加するが、彼が渡した水を飲んだ霊媒は突如床に倒れ息を引き取る。そして元婚約者の女性も屋敷から消え去っていた。

 っていうのが中盤までのストーリ。このあと犯人探しとなると思いきや、なぜか話が別の方向に転がりだす。個人的には、表題になっている「六つの奇妙なもの」を謎の中心とした展開になると思っていたのでちょっと唖然(笑)。解説で森さんも書かれているが、実は決定稿ではなかったらしく、どうも消化不良の感もある。ただし、事件の背後にある、ある”計画”はちょっと薄気味が悪い。なかなか実効性がありそうである。あ、そうそう、毒殺トリックの拙さも減点対象かな。この人、前に訳された短編でもこんな手、使ってましたよねぇ?>読まれた方。しかしながら、決してつまらない作品ではなく冒頭の不気味な雰囲気と中盤以降のサスペンスフルな展開でページはどんどん進みます。訳も良かった。次はDEATH OF AN AIRMANをお願いします。>出版者様。★★★。
(今日の購入冊数:0冊/今月買った本:7冊/今年買った本:186冊)

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2006年11月23日 (木)

悲喜こもごも

 一週間ほど前、風呂場で転倒して胸打ちました。ああ痛え。

 昨夜、addall.comで色々と洋書を検索していたら、Rupert Penny"Policeman in Armour"が引っかかった。アルバトロス版でお値段も$60.00と(それなりに)リーズナボー。ソッコーで注文を入れるもsold out。ああ悲しい。

 でも嬉しいことも。
 10/24で書いた洋書が2冊到着。

Clyde B. Clason"The Green Shiver"(英初版)→ウェストボロー教授物の最終作。出来はそれほどでもないらしいけど結構レアタイトル。
Hartley Howard"Bowman on Broadway"(英再版)→なぜかpbしか引っかからなかったタイトル。再版、ジャケットなしだけれど、$10.00はお買い得。ちなみに、その後初版ジャッケット付も見つけたけど$65.00もしたのでパス。

 島荘2冊も。
島田荘司「最後の一球」(原書房)
  〃  「犬坊里美の冒険」(カッパノベルズ)
→もう再版されてるんですね。
(今日の購入冊数:4冊/今月買った本:7冊/今年買った本:186冊)

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2006年11月15日 (水)

「死の相続」

 セオドア・ロスコー「死の相続」(原書房)を読んだ。
 24時間の間に7人が殺され、地下道での人間消失を挟んで、最後にはゾンビまで登場するという大娯楽編(笑)。途中、ちゃんと解決するんかいな? と心配だったが、終ってみればそれも杞憂でありました。特に第3、第4の殺人(片方は密室である)の解明には感心してしまった。いやぁ、楽しい読書でしたよ。オレのような怪奇好き&密室物のファンには堪えられまへん。★★★★(かなり甘めです・笑)。
(今日の購入冊数:0冊/今月買った本:3冊/今年買った本:182冊)

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2006年11月 8日 (水)

「スリープ村の殺人者」

ミルワード・ケネディ「スリープ村の殺人者」(新樹社)を読んだ。
 バークリーと並ぶ「ひねくれ派(笑)」の3作目の邦訳だが、噂に聞く「救いの死」(実はまだ未読なのです)とは違うようで、こちらは恐ろしくまっとうな本格ミステリ。のどかな村を舞台に、2件の殺人事件と宝石盗難事件を皮肉たっぷりの筆で綴っていきます。
 惜しむらくは、終盤の謎解きが駆け足気味で、もう少し叮嚀に説明してくれればもっと読了後の満足感が得られたと思います。 あと個人的には(ネタバレ反転)複数犯人(ここまで)というのがあまり好きではないので、ここいら辺りがちょっと減点かな? しかしながら十分に「英国黄金時代の香り」を楽しめる作品だと思います。佳作。★★★☆。
 しかし、何で解説がないのでしょうかねー。
(今日の購入冊数:0冊/今月買った本:3冊/今年買った本:182冊)

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2006年11月 4日 (土)

引き続き

アントニー・バウチャー「タイムマシンの殺人:ダークファンタジーコレクション 第3巻」(論創社)

が到着。このシリーズは手を出さないつもりだったんだけどなぁ・・・。刊行予定を見ると、なかなか面白そうな作家が載ってるじゃないの。スレッサーとかアーカムハウス傑作集、それに英国ホラー・アンソロジーなんかは多分買ってしまうと思います。
(今日の購入冊数:1冊/今月買った本:3冊/今年買った本:182冊)

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2006年11月 3日 (金)

300,000アクセス御礼

 昨日朝9:00頃、300,000アクセスを達成いたしました。御訪問いただいている皆様、本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 
 ロードで103㎞ほど走って帰宅。さすがに疲れました。ポストを覗くと宅急便の不在票が入っていたので電話。刺身の盛り合わせ&さつま揚げを肴に、ビール(物凄くうめー)をかっ喰らいながら女子バレーを見ているとブツが到着。

セオドア・ロスコー「死の相続」(原書房)
ジョン・ブラックバーン「闇に葬れ:論創海外ミステリ 第56巻」(論創社)

 いやぁ、ロスコー本当に訳されちゃったよ。できれば連休中に読了したいよなぁ。
(今日の購入冊数:2冊/今月買った本:2冊/今年買った本:181冊)

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